水虫・爪水虫

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水虫・爪水虫

水虫はカビの一種である白癬菌でおこる病気です。水虫の足の皮に多くの菌が住んでいて、入浴後やプールからあがったときなど、湿っているときに足の皮がむけ、他の人に伝染ってしまいます。白癬菌はカビなので湿度の高い場所を好みます。最近はブーツを履く機会が多く、蒸れてしまうため、水虫に悩む女性が増えています。爪に白癬菌が感染すると、爪が白く濁って、分厚くボロボロになります。その白い粉が白癬菌をもっているので、爪水虫を治療しないと水虫は治りません。爪は硬くて厚いので外から塗っても浸透しないため、内服治療が必要になります。

白癬はどこに生ずる病気ですか?

白癬菌はケラチンという蛋白を栄養源に生きているカビですので、ケラチンが多く存在する場所であればどこにでも感染します。ケラチンが多く存在する場所は皮膚の表面を覆う角層(垢となって落ちる場所)ですので、白癬は皮膚の表面に病変を作ります。粘膜にはケラチンが余りありませんので、口の中が白癬になることはありません。また角層が変化したものが、毛や爪ですので、毛や爪に白癬菌が感染することもあります。